★★★  1969年(2)  ★★★



♪スタンド・バイ・ユア・マン

 これは'70年代を代表するカントリーの名曲です(1968年リリース)。
 個性的なT・ウイネットの声を生かすために作られたような曲です。



♪スイート・キャロライン



♪サスピシャス・マインド

 信じ合えないでは一緒に行けない 夢だって叶いはしない
 昔を思い出そうよ あの時の涙は嘘だったのかい



♪イン・ザ・ゲットー

 灰色の冷たい朝のシカゴに 雪が舞い落ちる
 ゲットーの貧しい家で一人の赤ん坊が産声を上げる そしてその母親の泣く声が聞える
 望みもしない子供の食い扶持がまた一つ増えたのだ このゲットーの中で

 他人は誰も気にも掛けやしない 子供には助けが必要なのに
 手を差し伸べてやらなければ いつかきっと荒んだ若者になってしまう
 世間は冷たいものだ 見て見ぬ振りをしてそっぽを向いて知らん顔

 それでも時はお構いなしに過ぎて行く 腹をすかし鼻水を垂らした子供は
 冷たい風の吹きすさぶゲットーの通りで遊ぶ
 やがてひもじさが高じてくると夜の街をほっつき始める
 盗みを覚え、喧嘩も覚える このゲットーの中で

 そしてある晩 やけっぱちになった若者はぶち切れる
 銃を買い 車を盗んで逃走するがすぐに阻まれる

 暴徒と化した若者の周りに 集まった群衆の中で 母親は泣き崩れる
 手に銃を持った若者は通りにうつ伏せで横たわっている このゲットーの中で

 若者が死んだとき、灰色の冷たい朝のシカゴでまた赤ん坊が産声を上げた
 このゲットーの中で そしてその赤ん坊の母親が泣いている このゲットーの中で



♪あなたの心に

 とりわけ好きな曲でもないが、聴いていると何故か不思議と当時を感じさせられる。


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