★★★  1951年(2)  ★★★


※僕は50年代〜80年代のアンソロジーをCDで3セット、LPで3セット持っていましたが、そのどれにもN・K・コールが入っていないのです。
 彼は50年代屈指のBig Starです。ヒット曲でも「モナリサ」「トゥー・ヤング」「LOVE」「暑い夏を吹っ飛ばせ」など数えきれません。
 僕は彼の熱烈なfanではありませんが、その個性的な声は後世に残るべきものと思います。
 「枯葉」などは彼のがBest Playだと思います。ラテンは勿論他にも「スターダスト」「夕陽に赤い帆」「恋人よ我に返れ」など捨てがたいものが一杯あります。



♪枯葉

 木の葉が窓の外に舞い落ちる 赤く色づいた秋の落葉 その紅は君のくちびる
 夏の日の君と交わした口づけ 日焼けしたその手を握った あの夏の日
 君が去って行ってもう久しい すぐに冬の訪れを聞くだろう
 でも愛しい人 秋の枯葉が舞い落ちるとき 一層君が恋しく思われる



♪君住む街角

 以前この通りはよく歩いたものさ その時は足はしっかり地についていたんだ
 でも君がこの通りに住んでいると知った今 まるで空中を歩いてる感じなんだ

 街のまんなかにはライラックの樹 ほかの街では聞かれないヒバリのさえずり
 ちょっと覗いて見たくなるような家ばかり そんなところは君が住む街だけさ

 すぐ近くに君が居ると思うだけで胸がどきどきしてくる
 ひょっとしたら突然君に出くわすかもしれないと思うとたまらない
 人の目なんて気にしない ここに居るのがいちばん幸せなんだから
 いつまでだって 君住むこの街角でこうしていたいんだ



♪モナリサ                              ♪白い夜霧のブルース



♪グッナイト・アイリーン

 この曲はどこかほほえましい感じがして、一時期一番のお気に入りでした。
 しかしその歌詞には少し不気味なところがあります。
 というのも作者のLeadbellyは婦女暴行、殺人などで何度も服役した無法者だったそうです。



* アイリーンおやすみ、おやすみアイリーン また夢の中で逢おうよ
 先週の土曜の夜に俺たちは結婚した 二人は身を固めたんだ
 でももう二人は別れっちまって 今は他の女と街をぶらついている
*
 田舎に住んだこともあったし、街で暮らしたこともある
 ときには河に飛び込んで、溺れ死んじまおうと思うこともあったさ
*
 流れ歩くのはやめるの どうして賭け事がやめられないの
 夜遅くまでほっつき歩くのはやめて奥さんや子供のいる家に戻って
 暖炉のそばで陽気な父親になりなさいって声が聞える
*

 


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