★★★  1968年(2)  ★★★



♪カーザビアンカ



♪白い十字架                             ♪青春の光と影



♪つばめのように

 子供の頃貴方と一緒によく遊んだ、貴方が他の人とは違っていたから
 そして私が泣きながら貴方の処へ駆けて行くと、いつも貴方は言った
 「見てごらん、上を見てごらん、ちょうど君のように空中を思うがままにつばめが飛んでるだろ
 でも彼らだって何時までもあんな風じゃない、時と共に変わっていくんだよ
 今は君には分からないだろう、でもそのうち分かる時が来るよ」
 今年もまた春がやって来た、でも私の翼はもう言うことを利かない
 人生の悲しみを知った今、もう一度貴方の言葉を聞きたい



♪悲しき天使

 昔は町には飲める処があって、よくグラスを傾けたものね   覚えてる?何時間も楽しい時を過ごし未来の夢を語ったのを
 そうあの頃、私達そういうことがずっと続くものだと思ってた 何時までも歌い、踊り、思うままに一日を過ごしていた
 怖いものなんてなかった、若くて思い通りにしていたもの   あの頃、そうあの頃はそうだった
 あっという間に時は過ぎゆき、身の程知らずの夢も何度か破れてしまった
 でもひょっとしてあの酒場であなたを見かけたら       にっこり微笑み、あの頃のことを語り合いましょう

 今宵私はあの酒場に来たわ、でも以前の面影は跡形もなかった グラスに映っているのは独りの寂しげな女だった
 その時ドアの向こうから聞き覚えのある笑い声が聞こえてきた あなたの顔が見え、私を呼ぶあなたの声が聞こえた
 二人とも年を取ってもちっとも利口になってなかった     だって未だに同じ夢を追いかけているんだもの
 あの頃、私達二人とも永遠に続くものと思ってた       何時までも歌い、踊り、思うままに一日を過ごしていた
 怖いものなんてなかった、若くて思い通りにしていたもの   あの頃、そうよあの頃の二人はそうだった


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