★★★  1965年(2)  ★★★



♪帰り来ぬ青春                            ♪ラ・マンマ

 つい昨日のことのようだ 僕は二十歳 時に戯れ、恋愛ごっこをするように人生を楽しんでいた
 ただ時の流れに身をゆだね、自分の時間を顧みようともしなかった

 山ほど立てたプランも実行もされず、満ち溢れていた希望もいつの間にか消えて行った
 行く当てもなく、心はまるで上の空だった

 つい昨日のことのようだ 僕は二十歳 何度も馬鹿なことを繰り返し時を無駄にしていた
 実際心の中は空っぽで、あるのは寄る年波の顔のしわと、不安感から来る恐れだけだった

 僕の恋は存在する以前にすでに死んだものだった 友人は離れて行き二度と戻りはしない
 自ら招いた過ちとはいえ独りぼっちの世界 若かりし僕の人生は何の意味も持たなかった

 数ある中からベストなものを投げ棄て 顔はこわばり涙は凍てついた
 何処に行ったのだろう? 僕の二十歳の青春は?

※ラ・マンマはアズナブールに興味を持った最初の曲です。
 当時はアダモの「ブルージーンと皮ジャンパー」が大ヒットしていて、そのついでに聴いたフレンチ・ポップスて感じです。



♪アン・チェインド・メロディ



♪涙の口づけ

 夏の間お別れだけど、これだけは約束するよ     一日も欠かさず手紙を書くことを
 そして愛をこめてキスをして封印すると
 この夏は気が滅入るような寂しいものになるよ    でも僕はその虚しさを埋めるつもりだ
 僕の愛のすべてを毎日手紙に書いて
 目の前に陽光に揺らめく君が見える         行くところで君の声が聞こえてくる
 僕は走っていってやさしく抱きしめようとしたんだ  でもそれは人違いだった
 夏の間お別れなんてしたくない           寂しいのが分かっているもの
 そうだ、九月になればきっと逢おうと誓いを立てよう
 そして僕の愛のすべてを込めてキスをして封印するよ



♪別離

 


TOP NEXT BACK inserted by FC2 system